日本製鉄和歌山労働組合

日本製鉄和歌山労働組合は組合員の『安全と健康』の確保を最優先課題として活動に取組んでいます。

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組合長 山本 龍一

組合長挨拶

2019年01月04日

【新年のご挨拶】

 ご安全に。組合員ならびにご家族の皆様におかれましては、つつがなく新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 旧年中は労働組合の諸活動に対し、多大なるご理解とご協力を賜りましたこと、衷心より感謝申し上げます。

 年頭にあたり、我々を取り巻く環境と本年の課題等について触れ、新年のご挨拶に代えさせて頂きます。

 足もと鉄鋼産業の状況は、世界的には鋼材消費の拡大基調が続き、国内でも自動車・産業機械向けを中心に堅調な推移が見込まれる一方、米中通商摩擦や地政学的リスク、本年10月の消費税増税などにより、景気悪化への懸念を意識する必要があります。

 こうした中、和歌山製鐵所においては上工程から下工程までフル操業が継続しており、2020年中期経営計画で示された最適生産体制の構築に向けて、和歌山・堺・海南各地区が一体となって直・協連携のもと着々と準備が進められています。特に第5高炉から新第2高炉への切替えがいよいよ来月末に実施されますが、このことは和歌山製鐵所の長年に亘る悲願成就であり、社の負託に応えるべく円滑な移行を成し遂げなければなりません。

 このような経営状況を踏まえ、和歌山労組は第51期後半年度の節目として、新年を迎えた今、気持ち新たに活動方針に沿った諸活動を愚直に展開していく決意です。

 まず「安全と健康の確保」が組合員の幸福を追求する労働組合の最優先課題であることは言うまでもなく、直・協すべての職場で安全感度が高められているか、具体的な指示事項が徹底できているか等、現場巡視を大幅に増やしながら職場実態の把握に努め、真の「ゼロ災」実現に向けた安全活動を強化して参ります。

 次に「和歌山製鐵所の経営基盤向上に資する経営対策の強化」については、前述の通り、中期経営計画を確実に達成すべく高炉の切替えや海南地区への小径シームレスミル集約、堺地区では製造実力向上対策等、全社施策に対する「設備」と「人」両面の強化について、職場実態を正確に把握しながら、労使による課題解決に向けて一層努めて参ります。特に、和歌山・堺・海南各地区の特性を十分踏まえ、人材育成の観点からも実効性ある取組みを強化していく所存です。

 続いて「組合活動の原点は職場にあり」を肝に銘じ、これまでも職場第一線の組合員とふれあい対話を重ねてきました。ベテラン層、中堅層、青年女性部層それぞれに課題があり、安環防・品質・生産を始め、労働諸条件、要人員バランス、福利厚生など、労働組合のネットワークを十二分に駆使しながら、職場の生の声に傾聴して参りました。本年も多岐に亘るニーズに応えるべく、世話役活動に力を入れて参りたいと考えています。

 続いて、本年のAP19春季取組みについては、2年サイクルにおける「個別改善年度」であるものの、現時点では労働条件改善へ緊急性はないものと判断しており、新日鐵住金グループ内の関係・協力会社各組合への交渉支援等、その役割を果たして参ります。

 また、「65歳現役社会の実現」については、新日鐵住金労連が65歳一律定年延長をめざし「労使懇話会」での議論が始まっており、和歌山労組としても本課題に対し、積極的に参画しているところです。今後も職場との対話を重ねながら、誰もが65歳までやりがいを持って活き活きと働くことの出来る労働環境の構築に繋がる制度構築に向けて、新日鐵住金労連一体となって取組んで参ります。

 一方、4月から順次施行される「働き方改革関連法」を踏まえた時間外労働の上限規制や年休の取得促進など、仕事のやり方・やらせ方については、和歌山製鐵所においても抜本的な改革が必須であり、労働時間管理の厳粛化を重要課題として捉えています。理想的なワーク・ライフ・バランスの実現に向けて、福利厚生施策の向上とあわせ各支部と連携しながら進めて参ります。

 さらに、本年は国政・地方選挙が予定されており、4月の第19回統一地方選挙では和歌山県議会議員の「浦口こうてん」氏、和歌山市議会議員の「寒川 篤」氏が、それぞれ再選をめざして日々ご奮闘されております。また、7月の第25回参議院議員選挙においては、基幹労連とJAMの共闘により擁立した「田中ひさや」氏におかれても、我々金属産業で働く全国の支援者の元へ日夜懸命に足を運んでおります。労働組合は、組合員皆様の生活の安心・安定のために政策実現活動を展開しており、我々の代弁者を国政・地方レベルに送り出すことが至上命題であります。このことをご理解の上、絶大なるご支援をお願い致します。

 和歌山労組は4月1日に「日本製鉄和歌山労働組合」へと名称を変更致します。新しい時代の到来とともに、労働組合の存在意義・求心力を益々高めながら、上部・地域団体における牽引役を果たすとともに、職場組合員の幸福を追求するといった大義を忘れることなく、執行部と支部が一丸となり、組合員の皆様とともに進んで参りたいと切に願うところであります。

 結びにあたり、本年が組合員とご家族にとりまして幸多き年となり、心豊かに明るく健やかに過ごされますことをご祈念申し上げます。

 ご安全に。

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