日本製鉄和歌山労働組合

日本製鉄和歌山労働組合は組合員の『安全と健康』の確保を最優先課題として活動に取組んでいます。

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組合長 池田祐輔

組合長挨拶

2017年08月31日

第50期総括中央委員会挨拶

 ご安全に! 第50期の1年間を振り返り総括をさせて頂きます。

 まずはこの1年という短い任期において、労働組合の様々な活動や取組みに対しまして、支部長をはじめ機関役員の皆さんを中心に、ご理解とご協力を賜った点につきまして衷心より御礼を申し上げます。誠にありがとうございました。

 今任期をスタートするにあたり、第1回の中央委員会ならびに定期大会において、幾つかの課題について触れていますので、改めて振り返りながら総括をさせて頂きたいと思います。

 1点目は、労使共通の最優先課題であり、労働福祉の原点でもある「安全と健康」についてです。まず安全についてですが、これまでと同様に労使の垣根を払拭し、労働組合の立場で安全の確保に向けて、皆さんの協力を得ながら全力で取組みを展開して参りました。結果として、和歌山製鐵所が発足して以降74年目で初めて暦年の休業災害以上ゼロを達成する事が出来ましたし、今年に入ってもこの記録を継続しており、今任期という意味においては、一定の評価が出来ると認識をしています。しかしながら、依然として不休災害や軽処置災害は頻発している事から、引き続き取組みを強化していく必要があると考えます。

 その一方、健康の確保については厳しい現実を叩き付けられました。今任期中に災害で亡くなられた方は無かったものの、病気で亡くなられた方は5名に上り、特に近年はメンタルヘルス疾患が増加している事から、労使の課題として何らかの対策を講じる必要があると考えていますし、機関役員の皆さんにおいては、日頃の会話の中で悩みを聞いてあげられる様な、職場の風土づくりを心掛けて頂きます様よろしくお願いしたいと思います。

 2点目は、「第2高炉へのスイッチ」についてです。労働組合が果たすべき大きな役割のひとつに雇用の確保があり、和歌山製鐵所において雇用を確保するためには、世界最長稼働記録を更新中の第5高炉から、未だ稼働していない第2高炉へのスイッチが必須課題であるという事は、これまでも繰り返し述べて参りました。既に、日新・呉および小倉の高炉休止が発表されている現状において、鉄源コストを削減する事が和歌山の最も大きな課題であり、第2高炉へのスイッチの大きな鍵となります。そのためには労使が課題を共有し、労働組合の役割として現場第一線の皆さんにやるべき事を解かり易く伝え、和歌山製鐵所における雇用の確保に結びつけていかなければなりません。この事から我々がすべき安全の確保は勿論の事、日々のトラブル防止を図りながら、安定生産の実現が極めて肝要であるという事を機関役員として肝に命じて頂くと共に、職場組合員の皆さんに伝えて頂きたいと思います。

 3点目は、「目に見える組合活動の推進」についてです。第50期においては出来る限り現場に足を運び、ふれあい活動を中心に現場第一線の皆さんの意見に耳を傾けながら、我々の思いや考え方についても丁寧に説明をして参りました。しかしながら、執行部8名体制で3地区に跨る3,000名強の全組合員と直接対話する事が、如何に困難であるかという事を思い知らされた1年でもありました。この反省を教訓に、より身近な存在である各支部機関役員のレベルアップを図るべく、勉強会・研修会の開催や様々な情報提供を行いながら、新たな面着方法を構築しなければならないと考えています。

 4点目は、「組織・財政の課題」についてです。前期において和歌山労組の財政健全化と、新日鐵住金労連や地域における中核組織に相応しい組織を構築すべく、「組織機構・財政検討委員会」を発足し検討を重ねた後、最終答申に基づき諸活動を展開して参りました。その結果、約1,000万円近くの財政削減を図り黒字化を達成することが出来た事、更に「組織機構・財政検討委員会」を常設の委員会とした事などについては一定の評価が出来るものの、組織運営という意味においては未だ道半ばの感は否めません。今後は種々の課題解決に向けて更なる改善努力を図っていく必要があります。

 5点目は、「将来を見据えた組織体制の確立」についてです。今期は「新生和歌山労組」として3年目を迎え、これまでと同様に様々な改革を行って参りました。特に、執行部の改革については20年・30年先を見据え、将来の和歌山労組の中枢を担うべく新人3名を登用し、育成と運動を同時に実施して参りましたが、この事は、まだまだ緒に就いたところであり、今後も執行部役員として志をひとつに、歯を食いしばって頑張って頂きたいと思いますし、機関役員の皆様におかれましても、是非ご理解を賜りたいと思います。

 この様に、第51期につきましても多くの課題を抱えての任期となりますが、和歌山労組の将来に向けた大きな夢を実現すべく、自信を持って山本体制に大望を託しますので、信念と確信と自信を持って邁進して頂きたいと思いますし、機関役員の皆様におかれましても、力強いご支援をよろしくお願い致します。

 結びになりますが、今任期をもってご勇退される役員の皆様におかれましては、これまでのご協力に対しまして衷心より御礼を申し上げますと共に、引き続き山本体制を盛り上げるべく、お支えを頂きます様お願いを申し上げまして、第50期・1年間を振り返っての総括とさせて頂きます。

 1年間、本当にありがとうございました。ご安全に!

 

以 上

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