日本製鉄和歌山労働組合

日本製鉄和歌山労働組合は組合員の『安全と健康』の確保を最優先課題として活動に取組んでいます。

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第1回中央委員会 組合長挨拶
投稿日:2019/09/03

 中央委員の皆様、ご安全に。

 9月1日から和歌山労組の第52期がスタート致しました。組合長2期目として与えられた役割と責任に対し、不退転の決意をもって臨んで参りますので、これからの組合活動に対するご理解とご協力、そして中央委員会での活発な議論をよろしくお願い申し上げます。

 今期においても、労働組合の最優先課題である「安全と健康の確保」に向けて、労使の垣根を超えた実践的な活動を計画し、和歌山製鉄所で働くすべての労働者を守る行動を実践して参ります。各支部との連携による現場パトロールの強化はもとより、安全健康室および友和協力会と緊密な情報交換を行い、これまでの行動範囲外まで広げて、所内隅々までサーチライトを当てるが如く、災害の芽を潰していく決意です。

 同じく重要課題である経営諸施策への対応については、まず、日本製鉄が大変厳しい経営状況にあることを労働組合としてしっかり認識したうえで、中期経営計画の完遂に向け、現場の底力を十二分に発揮頂けるよう「労働組合主義」の観点で経営委員会を中心に労使議論を深め、安全確保を前提に安定操業ならびに品質確保等への協力や施策の点検を強化して参ります。

 また本年は、悲願の1・2高炉体制が確立され、今後は海南小径シームレス鋼管のミル移管による所要増や日鉄スチール製鋼設備休止に伴う鉄源供給等、「設備」や「人」の面での更なる課題が顕在化してきますので、十分注視しながら対応を図って参ります。

  次に、和歌山労組の将来を見据えた「組織力の強化」に資する大胆かつ丁寧な取組みを計画している点についてです。現在、組合員の3割強が青年女性部層へと若返っており、操業・整備系職場における女性の活躍も一層注目されています。一方、中堅・ベテラン・再雇用者の方々についても、長年の経験や知恵・知識を駆使しながら頑張っておられ、まさに「人の調和」が職場を大きく下支えしている他なりません。

 それ故、ニーズも多種多様であることから、ふれあい対話活動の精力的な開催や、実行中である「生活総点検活動」に力を入れて職場環境の改善、福利厚生面の充実、ワーク・ライフ・バランスの実態や要人員設定の適正化など、組合員の要望に応えられるよう尽力して参ります。

  さらに、組合員の生活の安心・安定に直結する2つのテーマとして、まず「AP20春季取組み」については、総合改善年度としての議論が本格化して参りますので、上部団体等との連携を図りながら、タイムリーな情報提供ならびに議論への参画を始めて参りますし、65歳定年延長制度に関しては、今期において労使懇話会が再開されますので、こちらも適宜ご報告しながら意見交換の場を設けたいと考えております。

 もうひとつのテーマは、産業政策や政策制度などの「政策実現活動」であり、国政および地方において、ものづくり産業に有利な政策の推進や生活者の視点に立った政治の展開などを託せる、我々の代弁者である各級議員を擁立し、支援することが肝要です。今期は、組合員の皆様と和歌山労組の推薦議員とのコミュニケーションの場を増やしながら、議員自身による理解活動を進めて参りますので、機会がありましたら是非ご参加下さい。

  いずれにしましても、和歌山製鉄所の労使・直協が更に一枚岩となって、厳しい経営環境を乗り越え、むしろチャンスに変える術を持つべく、安全な職場づくりに向けた相互協力はもちろんのこと、労使共催ユニオン杯や各種イベント、堺ブレイザーズ等の大いなる盛り上げにも参画し、日本製鉄における新たな和歌山の価値を創造するために、和歌山労組の揺るぎない運動・活動に邁進しようではありませんか。

 執行部・支部・青年女性部、そして、我々の仲間であり、外部団体で頑張って頂いておられる特別執行委員の連合和歌山池田会長、基幹労連黒島中央執行委員、日本製鉄労連の稲垣本部執行委員をしっかり支えながら、「明るく」「元気に」「堂々と」「胸を張って」組合員の皆様の代表として期待に応えられる様、頑張って参りたく、中央委員の皆様におかれましては、組合員の代表として、第52期に対し、絶大なるご理解とご協力を心からお願い申し上げます。共に頑張りましょう。

ご安全に。

2019年9月3日

日本製鉄和歌山労働組合

組合長 山本龍一

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