日本製鉄和歌山労働組合

日本製鉄和歌山労働組合は組合員の『安全と健康』の確保を最優先課題として活動に取組んでいます。

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組合長 池田祐輔

組合長挨拶

2016年10月01日

和歌山労組 第4回定期大会
冒頭挨拶

大会代議員の皆さん、ご安全に! 
 「第4回定期大会」への対応お疲れ様です。
 そして、日頃から我々・労働組合の活動に対しまして、ご理解とご協力を賜っている点につきましても、改めて御礼を申し上げる次第でございます。

また、前任期をもって執行部をご勇退された、尾崎副組合長・出口副組合長・宇都宮書記次長・久富執行委員・清末執行委員を始めとして、各支部役員の皆様に於かれましては、これまで労働組合の様々な活動に対しまして、ご協力を賜り誠にありがとうございました。
 特に前任期につきましては、和歌山労組の長い歴史においても、過去に経験した事が無いほど、本当に多くの課題が山積する中での任期となりましたが、皆様の献身的なご尽力のお陰で、何とか乗り切ることが出来ました。組織を代表しまして、衷心より御礼を申し上げます。
 今後は、持ち場・立場が変わりますが、引き続き我々の活動に対しまして、ご支援・ご協力、そして、ご指導・ご鞭撻を賜ります様お願いを申し上げ、御礼の言葉とさせて頂きます。本当にありがとうございました。

 そして、本定期大会には多くのご来賓の皆様にご臨席を賜りました。
 上部団体の関係では、新日鐵住金労連から大森会長。地域の関係では連合和歌山の小林会長。友誼団体からは県労懇の岡本事務局長。また、岸本衆議院議員を始め推薦議員団の皆様。全労済和歌山県本部の高橋本部長はじめ事業団体の皆様、そして、和歌山労組・特別執行委員の皆様にご臨席を賜り、本定期大会に華を添えて頂きました。
 高いところから大変恐縮ではございますが、和歌山労組を代表致しまして、厚く御礼を申し上げます。誠にありがとうございます。

さて、「和歌山労組」は、9月1日から「第50期」という事でスタートを致しましたが、本定期大会以降、具体的な取り組みをスタートする事となります。
 「第50期」をスタートにあたり、まず「第49期」の活動について少し振り返りたいと思います。
 先ほども申し上げましたが、「第49期」は大変多くの課題に直面した2年間でした。

まず、一昨年の9月1日から任期がスタートし、その2ヵ月後の11月1日には、「旧堺労組」の皆さんと組織統合を果たしました。
 互いに、長い歴史と伝統に培われた組織ですから、相互が理解し歩み寄りながら、新たな組織を創っていこうという思いにたち、真の融合を目指し、精力的に取り組みを展開してきました。
 現段階においても、いまだ解消出来ていない課題が多く山積をしていますが、一つひとつの課題に対して、丁寧に解決策を見出していくと共に、組織のあり方・組織統合の意味合いについて、支部長・機関役員の皆さんを中心に、徹底した理解活動を実践し、早急に「新生和歌山労組」のあるべき姿を確立しなければなりません。

続いて、昨年10月1日には「旧NSUW」の直営化により、新たに700名を超える多くの方々が組合員として加わり、組織人員が3,000名を超えました。このことにより、新日鐵住金労連18単組の中では、八幡・君津に次いで3番目に大きな組織となったこと、加えて、3,000名を超える組織は鹿島を含めて4単組のみということで、和歌山への期待と役割がより大きくなり、果たすべき責任の重さを強く感じているところであります。
 そのような中、旧NSUWの皆さんは大半がプロパー採用ということで、我々の組織あるいは活動に対して不慣れなことから、不安や戸惑いを抱いているという現状を鑑み、ふれあい対話等の理解活動を積極的に展開し、組織の統制かつ強化を図って参りたいと思います。

 また、本年3月11日には和歌山労組結成70周年の節目を迎えることが出来ました。記念レセプションの開催に向けて実行委員会を立ち上げ、支部長の皆さんを中心にご協力を頂きながら、4月15日に400名を超える多くの皆さんのご出席を賜り、無事・盛会裏に式典を開催することが出来ました。
 改めて、70年という長い歴史を重く受け止めると共に、先達につないで頂いたタスキを、次の節目へしっかりと繋いでいく責任の重さを、深く胸に刻んだところでございます。

そして、今期の仕上げとして取り組んだ「第24回参議院選挙」においては、「とどろき利治氏」の当選に向けて、組織を挙げて不退転の決意で望み、皆さんには大変なご苦労をお掛けしましたが、落選という誠に残念な結果となりました。
 基幹労連として今後どのような対策を講じ、候補者を擁立していくのか見通しは立っていませんが、他産別が組織の代表を国政へ送り出し、自分たちに有利な法整備や制度改革を推し進めるなか、我々も引き続き「産業政策・政策制度課題」の重要性について、日頃のふれあい活動のなかで組合員の理解と浸透を図りながら、将来の生活の安心・安定に繋げていかなければなりません。

これ以外にも、我々の最優先課題である「安全と健康」への取り組みを始めとして、「統一地方選挙」や「衆議院選挙」への対応。各支部の皆さんにご協力を得ながら、労使で開催した「和歌山製鐵所・ユニオン杯」ならびに「和歌山製鐵所祭り」。「AP16春季取組みの盛り上げ活動」。そして、種々の「カンパ活動」への対応。さらには、将来にわたる組合のあるべき姿を追求した「組織機構・財政検討委員会」の発足等、本当に多くの課題や活動に対してご協力を頂きました。

 一方、執行部のメンバーにおいては、新日鐵住金労連の中核組織として、負託に応えることが和歌山の評価につながり、その結果が組合員の幸せにつながることを信じ、粉骨砕身・全力で様々な改革に挑んで参りました。結果として余りにも急激に新たなルールを導入し、そして、多くの改革を行ったことにより、執行部の負荷が大きくなり余力も無くなったことで、組合役員への理解が充分浸透出来ず、組合員には活動そのものが解かりづらく、顔の見えにくい組織に映ってしまいました。この現実を真摯に受け止め、今後の活動に活かさなければなりません。

そして、いよいよ第50期がスタートをしますが、今からお話をさせて頂く、和歌山労組が抱える多くの課題について、皆さんと共有し心を一つに合わせ、今任期を乗り切りたいと思いますので、宜しくお願い致します。

まず、「労使で解決すべき課題」について2点触れておきます。
 1点目は、「安全と健康」についてです。
 言うまでもありませんが、安全と健康は労使共通の最優先課題であり、労働福祉の原点でもあります。これまでと同様に労使の垣根を払拭し、労働組合の立場として安全と健康の確保に向けて、取り組みを強化して参ります。皆さんの家族が、あるいはお子さんが働く環境と捉え、「安全と健康」を考えて頂きたいと思います。

2点目は、「第2高炉への火入れ」についてです。
 労働組合が果たすべき大きな役割のひとつに、雇用の確保があります。世界最長稼動記録を更新中の第5高炉から、未だ稼動していない新第2高炉へのスイッチが、雇用確保に向けての必須課題と考えます。
 そのためには労使が課題を共有し、労働組合の役割として現場第一線の皆さんにやるべき事を解かり易く伝え、和歌山製鐵所における雇用の確保に結びつけなければなりません。

次に、「労働組合としての課題」について何点か触れたいと思います。
 1点目は、既にご承知の通り、今期は連合との期合わせのため、一期1年の任期とし、次任期からは通常の2年任期に戻す事が既に決定しています。この短いスパンの中で、多くの課題へ対応しつつ、実のある活動が展開できるよう、各支部との連携を今まで以上に強化し、計画的に活動を展開したいと考えます。

 2点目は、「目に見える組合活動」の推進についてです。
 先ほども申し上げましたが、第49期の執行部においては、新日鐵住金労連の中核組織として、その負託に応えるべく様々な改革を行って参りました。
 しかしながら、我々のそういった思いを職場組合員の皆さんに充分伝えることが出来ませんでした。まずは組合活動のあり方、執行部の負荷の軽減等を進めると共に、組合役員のレベルアップを図る事で、組合員の期待に添うことの出来る組織の構築を目指して参ります。

3点目は、「中長期的な組織体制の確立と、将来を見据えた人材育成・強化」についてです。
 組織を取り巻く状況が急速かつ大きく変化するなか、和歌山労組の現状と課題を確実に把握し対策を講じると共に、将来の大きな目標に向かい、人材育成・強化を図らなければなりません。
 そのためには「組織機構・財政検討委員会」で整理した内容が問題無いのか常に検証しつつ、将来の夢に向けた組織の礎を構築していきたいと思います。

これ以外にも、「3000人を超える中核組織としての自覚と役割発揮」「旧堺労組との真の融合」「旧NSUWゾーンの組織統制と強化」「産業政策・政策制度への理解活動の推進」「60歳以降の雇用のあり方についての検討」「グランド等体育関連施設の早期建設」など、1年という短いスパンの中でこなすには、余りにも多くの課題が山積をしていますが、組合員の皆さんと心を一つに合わせ、和歌山労組のあるべき姿を追求して参りたいと思います。

結びになりますが、和歌山労組は、「新日鐵住金労連」の中核組織として、全組合員が一丸となって、多くの課題に対して愚直に挑戦して参ります。
 本日ご出席の大会代議員の皆様に於かれましては、更なるご理解とご協力を賜ります様お願いを申し上げ、「第4回定期大会」開会にあたってのご挨拶とさせて頂きます。 共に頑張りましょう。ご安全に!

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