日本製鉄和歌山労働組合

日本製鉄和歌山労働組合は組合員の『安全と健康』の確保を最優先課題として活動に取組んでいます。

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組合長挨拶

2020年02月10日

【組合員の皆様へ】

 ご安全に。

 組合員の皆様におかれましては、平素より労働組合の諸活動に対し、絶大なるご理解とご協力を賜っており厚くお礼申し上げますとともに、職場における安全・環境・防災を最優先とした品質確保ならびに安定操業、整備面の強化、円滑な物流・エネルギー関係等、持ち場・立場でご尽力を賜っている点につきまして、衷心より感謝申し上げます。

 さて、和歌山労組は2月7日に会社から発表された「生産設備構造対策と経営ソフト刷新施策の実施について」に対する臨時経営委員会・労使協議会を同日開催し、2022年度上期を目途に第1高炉を中心とする上工程設備の休止という説明を受けました。

 和歌山製鉄所においてはご承知の通り、2020年中期経営計画で示された国内マザーミルの「つくる力」を強化するという方針のもと、悲願であった新第2高炉の火入れを昨年の2月に成し遂げ、出銑量年間500万トンを超える1・2高炉体制を確立して以降、将来に亘り社の負託に応えるべく、今日まで労使・直協が一丸となって、日夜頑張って参りました。

 そうした中での今次施策については、まさに青天の霹靂であり、驚きを隠しきれないところであります。足元、執行部による関係職場の動向把握に努めておりますが、「第1高炉は稼働10年であり休止は早すぎる」「非常に重い施策であり当該職場の心情を大切にしていかなければならない」「将来への不安が大きい」等、多くのご意見を賜っております。引き続き職場の生の声を集約させて頂きたく、ご理解とご協力をお願い致します。

 一方で、鉄鋼産業を取り巻く極めて厳しい環境が今後も緩和される見通しはなく、日本製鉄がグローバルな競争に勝ち抜くためには相当な固定費削減を中心とした経営体制に変貌しなければならず、今次施策は会社の生き残りをかけた挑戦であると言えます。従って、そのための目的や意味合いを十分認識しながら具体的な方向性を労使で見出していく必要があり、とりわけ雇用の場を確保するという最重要課題については、慎重かつ丁寧な対応が不可欠であることから、今後の労使協議において会社の見解を妥協することなくしっかりと質して参ります。

 そして何よりも組合員の皆様に申し上げたいことは、和歌山労組として今回の経営判断を大変重く受け止めており、皆様も今次施策における複雑な思いを現時点で払拭できないことは十分承知の上ですが、和歌山製鉄所はこれまでも労使・直協が一丸となって様々な難局を乗り越えてきました。その礎となるのは言うまでもなく「安全と健康」の確保であります。無災害職場の確立に向けた揺るぎない信念を持ち続けながら、ご自身はもとより、グループ・関係協力会社の仲間を含めた職場の安全と健康をこれまで通り確保して頂きますよう、切にお願いする次第であります。

 和歌山製鉄所そして4月からの新生関西製鉄所が、待ち受ける厳しい試練に立ち向かい、日本製鉄を支える大きな屋台骨として栄えることを強く信じ、組合員ならびにご家族の皆様とともに頑張って参りましょう。

                                以上、ご安全に。

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