日本製鉄和歌山労働組合

日本製鉄和歌山労働組合は組合員の『安全と健康』の確保を最優先課題として活動に取組んでいます。

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組合長 山本龍一

組合長挨拶

2021年03月08日

【組合員の皆様へ】

ご安全に。

組合員の皆様におかれましては、平素より労働組合の諸活動に対し、格別のご理解とご協力を賜り心から御礼申し上げるとともに、昼夜を問わず安全・環境・防災を最優先に、持ち場・立場でご尽力を賜っている点につきましても衷心より感謝申し上げます。

さて、和歌山労組は3月5日に会社から発表された「日本製鉄グループ中長期経営計画」に対する臨時経営委員会・労使協議会を同日開催し、2024年度上期末に薄板ライン全ての休止、小径シームレス鋼管ライン(東)のリフレッシュに伴い2025年度末に同ライン(西)の休止、既公表案件である第1高炉、第5コークス炉、第5-1焼結機の2021年度上期末への1年前倒し休止など、和歌山地区における更なる生産設備構造対策の説明を受けたところです。

発表直後であり職場の意見集約をする前ではあるものの、組合として「昨年2月7日の上工程設備の休止発表以降、構内で従事されている多くの方々が抱いておられる不安解消に努めてきたが、今次施策は性急であり困惑を隠せない」旨、会社に対し見解を述べました。

現在、薄板工場では、7年前の薄板構造改革以降、職場間の多能化を一層推し進め、少数精鋭で歩留まり改善やコスト削減等に取り組まれており、小径シームレス鋼管ライン(西)では、老朽化した設備を大事にメンテナンスしながら高付加価値品の製造にご尽力頂いております。また、新型コロナウイルス感染症の影響による急激な減産対応として生産調整休止をしている第1高炉を始めとする上工程設備に対しては、日々の点検・保守を継続して頂いております。当該職場の皆様はこれらの仕事に誇りを持ち、職場の活性化および人材育成・技能伝承など、懸命に努力を続けてこられただけに、その心情を踏まえると誠に残念でなりません。

一方で、主力製鉄所の多くが大規模な老朽化更新を迎える時期に来ており、国内鉄鋼需要が縮小の一途を辿るなか、今後の需要規模を見据えたうえで生産設備を大胆に集約し、徹底的なコスト削減策を実行しない限り、世界的な競争に勝ち抜くことが出来ないことは労働組合としても認識しています。

組合員の皆様、特に今次施策で対象となる当該支部の方々が、心配かつ複雑なお気持ちであることは重々承知しており、今後、日本製鉄労連と連携しながら和歌山地区の本計画に関する疑問点・問題点の解明を図って参ります。会社は「雇用の場と処遇は必ず守る」と明言しておりますが、休止時期まで長ければ4~5年あり、仕事に対するモチベーションの維持を懸念するところです。

どうかこれまで通り、職場内でお互いが声を掛け合いながらお仕事に従事されますように、そして何よりも労使・直協の揺るぎない目標である「ゼロ災製鉄所の実現」に向けて、ご自身はもとより、グループ・関係協力会社の仲間を含めた職場の安全と健康を確保して頂きますよう、切にお願いする次第であります。組合員ならびにご家族の皆様とともに頑張って参りましょう。

 

以上、ご安全に。

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