日本製鉄和歌山労働組合

日本製鉄和歌山労働組合は組合員の『安全と健康』の確保を最優先課題として活動に取組んでいます。

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組合長 山本 龍一

組合長挨拶

2021年12月27日

第5回中央委員会 組合長挨拶

 ご安全に。本年最後の中央委員会、大変お疲れ様でした。

 今年も色々ありましたが、今週で令和3年も幕を閉じることとなります。一年を振り返りながら来年の課題を申し上げ、年末のご挨拶に代えたいと思います。

 まず、和歌山労組第52期から第53期へと任期を跨いだ9月1日時点、国内で新型コロナウイルスの感染が確認された人の数は累計で150万人を超えました。大阪府で累計17万人を超え、和歌山県では4千人を上回ったものの感染のピークを過ぎた頃であり、現在の和歌山県では完全に抑え込まれています。しかし、オミクロン株の地域感染の兆しが現れて懸念が深まっていることはご承知の通りであり、ウィズコロナの生活スタイルが当面続くことを覚悟しなければなりません。

 こうした中での前半年度活動では、今期の重点施策である「組織力の強化」を具現化するべく、執行部では上部・地域団体との連携に軸足を置いた業務を推進しております。

 一方、支部におかれましては、スタート直後に定期大会に向けた運動方針(案)・予算(案)について、支部長招集による「支部会議」を開催して頂き、これまでの数を上回る組合員への説明責任を果たして頂きました。また、職場労使委員会においても、支部長が職場代表として一層のリーダーシップを発揮して頂いており、強い現場づくりの歩が着実に進められているものと認識しております。さらに、副組合長が中心となって室長・工場長との対話を計画的に実践して頂いており、安全確保はもとより安定生産、人間関係の良好性など、職場においても緊張と信頼の労使関係が何よりも重要である旨、要請しております。

 このように、和歌山労組の組織を強化することに拘る理由としては、日本の鉄鋼業に課せられたゼロカーボンスチールへの挑戦は、莫大な投資や研究開発、また技術革新や新たな技能など、これまでの常識が通用しない領域へとシフトしなければ生き残れないことが明白だからです。

 関西製鉄所和歌山地区では2高炉一基体制となり、鋼管、形鋼、薄板などの商品群を高品質で送り出し続けなければなりませんが、その基軸となる「職場」が安定していなければなりません。

 生産設備構造対策で示された厳しい施策は今後も計画通り実行されるでしょうし、全ての職場がどのような環境下にあっても、安全面の欠落、操業・整備に対する技術・技能の低下、職場環境の後退、人間関係の希薄化など、決して招いてはならず、このことを回避するには労働者自らが置かれた場所で能動的に行動し続けることが肝要です。

 カーボンニュートラルへ向かうにあたり、会社の方針が新たに打ち出されるかもしれませんし、今後の職場に求められることも未知数です。その時に職場が決して揺らいではならず、柔軟かつタフな体力を蓄え、会社生活を価値あるものにするには現在の職場で全力を尽くす、声を掛け合いながら毎日を充実させることが大事です。

 その際に、支部長を中心とした各支部の機能が組合員の団結をリードし、一枚岩となって存在意義を示して頂き、そして24の支部と執行部がしっかりと繋がり、3,000人組合員の和歌山労組を強くする。ひいては組会員の生活の安心・安定に繋がるという「好循環」を目標としていることを中央委員の皆様にはぜひご理解を頂きたいと思います。

 来年はAP22春季取り組みとして賃金改善に集中した団体交渉を展開する方向であり、2年連続回答ゼロ、臨時休業、時間外削減等へのご辛抱を頂いた分、大いに注目し盛り上げを図って頂きたいと思います。

 また政策実現への大事な取り組みとして、7月の参議院選挙における「村田きょうこ」氏の支援について、組合員の皆様はもとよりご家族、友人、知人まで輪を広げて頂き、国会デビュー実現に向けてお力添えを切望する次第です。なぜならば、先ほど申し上げたゼロカーボンスチールへの挑戦には民間企業だけでは到底成し遂げられず、政府のサポートが不可欠です。「村田きょうこ」氏は基幹労連の政策に精通されており、国会の場で鉄鋼業が脱炭素社会をめざすため国策の必要性を大いに訴えてくれる我々の代弁者となり得るからです。職場の皆様へ「村田きょうこ」氏の支援をご周知下さい。

 いずれにしましても、日本製鉄グループはV字回復を成し遂げるまで回復しましたが、関西製鉄所和歌山地区では足元の需要環境のもと製鉄事業を安定させなければなりません。どうか、組合員の総力を結集して魅力ある和歌山地区をめざして参りましょう。

 まずはこの年末年始もお仕事に従事される方を中心に無災害で乗り切れるよう支部役員のご配慮をお願いするとともに、2022年が組合員の皆様にとりましてご家族ともども幸多き年となりますことを心からご祈念申し上げ、年末のご挨拶に代えさせて頂きます。一年間ありがとうございました。

ご安全に。

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