日本製鉄和歌山労働組合

日本製鉄和歌山労働組合は組合員の『安全と健康』の確保を最優先課題として活動に取組んでいます。

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組合長 中濱 秀之

組合長挨拶

2026年10月09日

第14回定期大会組合長挨拶

 大会代議員の皆様、ご安全に。

 和歌山労組「第14回定期大会」へのご対応、大変お疲れ様です。

 まずもって、組合員の皆様におかれましては、日頃より和歌山労組の諸活動に対し多大なるご理解・ご協力を頂き、心より感謝を申し上げます。 また、職場においても安全最優先で、日々の安定操業にご尽力を頂いている点につきましても、重ねてお礼を申し上げる次第であります。 そして、本日の定期大会には、公私とも大変ご多用中にもかかわらず、多くのご来賓の皆様にご臨席を賜っております。後ほど議長から丁重にご紹介を頂き、ご祝辞も頂戴しますので、私からのご紹介は割愛させて頂きますが、本大会に華を添えていただきましたこと

に、和歌山労組を代表して衷心よりお礼を申し上げます。本当にありがとうございます。

 さて、和歌山労組は、昨年9月から第55期として前期の課題を踏まえて策定した、2年間の運動方針に基づき、執行部・支部が一丸となって、この1年間、様々な活動を展開してまいりました。

 そうした中、本年3月11日には和歌山労組結成80周年の節目を迎え、記念レセプションの開催に向けて1年前から実行委員会を立ち上げ、支部長の皆様を中心にご協力を頂きながら、4月17日に、多くの皆様にご出席を賜り、無事・盛会裏に式典を開催することが出来ました。これを機に80年という長い歴史を重く受け止めると共に、先輩方が築いてこられた歴史と誇りを受け継ぎながら、次の世代へ、しっかりとバトンをつないでいくことが、私たち現役の使命であると、改めて誓い合ったところでございます。

 そして、本年12月、あと2か月後には和歌山労組の組合会館が構外に移転をします。 奇しくも、80年を迎えたこの年に、新たな時代に向けたスタートの象徴として、新会館が完成する運びとなりました。長年にわたり製鉄所構内の組合会館として皆様に親しんでいただいて来ただけに、何かとご不便をお掛けすることもございますが、構外の利点を生かし様々なイベントや行事の開催など、身近な組合会館として、ご活用いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、第55期後半年度の活動において、改めて組合員の皆様と認識を共有すべきことを、3点について申し上げたいと思います。

 まず1点目は、労働組合の最優先課題である「安全と健康の確保」についてであります。 本年これまでの間、日本製鉄で発生した休業以上の災害件数は10件で、昨年の同時期に比べ減少はしていますが、あってはならない死亡災害が2件発生するなど、依然として重篤な災害は撲滅できていない状況です。関西製鉄所和歌山地区においては、安全帯未着用で高所より転落し休業災害が発生するなど、行動面に起因する災害が後を絶たず、依然として危機的な状況が続いています。「安全6則の遵守」が直・協の職場に浸透している中で、一部の作業者や職場で、未だに不安全行動やルールを守らずにケガをする事例が増えています。執行部としても、職場の実態把握と啓発活動を強化してまいりますが、各職場におかれては、まずは、規律ある職場風土づくりと、自分と仲間を守れる「人」の育成を行なうべく、各室・工場の労・使が一体となって安全活動に取り組み、誰もが安全に安心して働ける職場づくりを目指していただきたいと思います。

 2点目は「経営対策の強化」についてであります。 我々鉄鋼産業を取り巻く環境は、世界的な保護貿易の広まりや、中国経済の長引く低迷と過剰生産、中東紛争などの地政学リスクの深刻化、国内鋼材需要の低迷など、非常に厳しい環境が当面続くものと見られています。

 

このような環境の下、本年4月に、グローバル成長戦略の更なる推進と、圧倒的な国内 一強体制を確立することにより「1億トン・1兆円」を達成し、世界No.1の鉄鋼メーカーの復権を果たすべく、日本製鉄の「2030中長期経営計画」がスタートしました。そして、8月4日に示された今年度の決算見通しでは、実力ベース事業利益が7,000億円と、前回見通しから変わらないものの、海外では、主にUSスチールのシナジー効果発揮によるプラス900億円に対し、国内ではエネルギー・原料価格、物流費の上昇、円安の進行などの環境悪化に加え中東情勢の影響も相まって、マイナス900億円と大変厳しい状況となっています。関西製鉄所においても現在、和歌山での高炉を中心とした安定操業、海南小径シームレスのキャリーオーバーの挽回、堺形鋼ラインの増産対応など、様々な操業対応をいただいている中で、今年6月末に電縫鋼管8インチミルが休止し、今年度末には薄板工場が休止されます。今後も国内においては限られた所要とタイトな生産構造となる中で、製造実力・コスト競争力を他社・他所に比べ如何に強くしていくか、そして「安全」・「安定生産」を如何に継続していくかが、自分たちの職場を将来にわたり残していくための必須条件となります。組合員一人ひとりが、向上心と緊張感をもち日々研鑽を重ねることが、技能伝承と共に継続した生産性向上につながり、関西製鉄所、会社の発展に大きく貢献するということを、組合員の皆様にご理解いただき、引き続きご尽力を賜りたいと思います。

 そして3点目は、政策実現活動についてであります。基幹労連は、2月4日の中央委員会において次回の参議院議員選挙での組織内候補予定者として「村田きょうこ」参議院議員の推薦を決定しました。皆様ご承知の通り「村田きょうこ」議員は、初当選以降、とても1期目とは思えない活躍ぶりで、特に経済産業委員会の委員として、我々ものづくり産業・企業の競争力の強化・発展に貢献すべき政策を実現するなど、着実に実績を積み上げてこられたところであり、基幹労連、鉄鋼産業にとっても、必要不可欠な存在となっています。そして、2回目の選挙まで2年を切ってまいりました。現在は、現職の議員として多忙な日々を送られていることから、前回のように、直接皆様と対話をすることはあまりできません。また、本人ではどうすることもできない、所属政党の問題もあり、今回は、かなり厳しい選挙になることが予想されます。前回の参議院選挙で、和歌山県内の組織人員に対する得票数は、全国トップレベルであり、和歌山労組の強固な組織力を示すことができました。次の選挙でも前回以上の得票で、必ず「村田きょうこ」議員を国政の場に送り出すよう、また、その前哨戦となる、来春の統一地方選挙においても、我々の推薦する議員全員を議会の場に送り出すべく、組合員の皆様のご理解とご支援をお願いする次第であります。

 いずれにしましても、和歌山労組は日本製鉄労連傘下の単組として、連合会との連携を図りながら、経営基盤の強化、ワーク・ライフ・バランスの実現等を中心とした職場のさらなる健全性に努めるとともに、連合和歌山を中心とする地域団体での役割発揮、推薦議員との緊密な連携、福祉事業団体への積極的な関わりなど、与えられた役割と責任をしっかりと果たしていく所存であります。

 結びとして、和歌山労組第55期後半年度におきましても、働く仲間の誰もが「日鉄でよかった」と実感できるよう、日本製鉄労連が掲げる「労働政策ビジョン」の実現に向け粘り強い取り組みを展開してまいりますので、組合員の皆様におかれましては、それぞれの持ち場・立場において、日々ご尽力をいただくとともに、組合活動に対する絶大なるご理解とご協力を賜りますことを、心からお願い申し上げ、第14回定期大会、開会にあたってのご挨拶に代えさせていただきます。

 ご安全に。

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