日本製鉄和歌山労働組合

日本製鉄和歌山労働組合は組合員の『安全と健康』の確保を最優先課題として活動に取組んでいます。

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組合長挨拶

2020年05月21日

【組合員の皆様へ】

 ご安全に。

 組合員の皆様におかれましては、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた取り組みをご家族含めて実践され、大変な日常生活を強いられていることとご心労お察し致します。

 また、組合活動においても、種々の制限を設けていることにより本来の行事等が実施出来ておらず、とりわけ執行部が各職場へ訪問する機会が少なくなっており、何かとご迷惑をお掛けしている点についても、この場をお借りしてお詫び申し上げます。

 さて、我々鉄鋼産業を取り巻く環境が日増しに悪化の一途を辿り、4月に発足した関西製鉄所和歌山地区においても、急激な需要減少を踏まえた緊急施策が示され、当該職場の皆様には第1高炉バンキングならびに第5コークス炉生産調整休止を安全最優先で実行して頂きました。心から感謝する次第であります。

 こうした中、今月8日に会社から発表された2019年度決算では、かつてない規模の赤字となり、想定を超える戦後最大の経営危機の渦中にあるとしながらも、2020年年間一時金基準額として100万円を組合へ提示したことはご案内の通りで、昨年に比べ大幅な減額となり皆様の生活への影響を懸念するところでありますが、現時点で会社が応えることの出来る限界額であると受け止めざるを得ないと判断しています。上部団体である日本製鉄労連からも一時金に対する職場意向の集約を求められておりますので、各支部を通じて率直なご意見をお聞かせ下さい。

 もとより、「代休取得」「臨時休業」「時間外労働のゼロ化に向けて」等、真摯にご協力を頂いておりますが、そのことにより生活の糧である賃金水準の低下を招いていることは重々承知しております。労働組合としても何らかのご支援が出来ないかとの観点から、現状を踏まえた和歌山労組の緊急対策として、皆様の生活の安心・安定に少しでも寄与したいと検討しております。

 一方、皆様には現状の生活水準の見直しについてご家族共々話し合って頂き、創意工夫しながら節約・倹約に努めて頂きたいとお願いする次第です。

和歌山は過去を振り返っても幾多の危機を乗り越えてきました。今回は正に未曽有の危機であることは間違いありませんが、他の産業・企業においても同様、すべての労働者や経営者は今が正念場、辛抱であり我慢の時です。どうか職場内の上司・同僚・部下間でお互いを励まし合い、協力し合い、認め合いながらご家族のためにも希望を持って頑張っていこうではありませんか。

 

 労働組合としても、組合員の皆様に対し、会社生活ならびに私生活において出来る限りの支援サポートをさせて頂きますので、一致団結の精神で日々を乗り越えて参りましょう!

ご安全に。

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