日本製鉄和歌山労働組合

日本製鉄和歌山労働組合は組合員の『安全と健康』の確保を最優先課題として活動に取組んでいます。

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組合長 山本 龍一

組合長挨拶

2023年08月30日

中央委員の皆様へ

 ご安全に。明日、任期満了を迎えます第53期最後の中央委員会へのご対応、大変お疲れ様でした。後半年度の1年間を振り返りながら今期の総括としてご挨拶を申し上げます。

 まず、後半年度がスタートした昨年9月1日における新型コロナウイルス感染症の新規感染者数は、和歌山県において1,030人、大阪府では11,095人であり、依然として社会経済活動に大きな支障を来している状況でした。和歌山労組の活動も感染防止策として引き続きの制限を余儀なくされる中、それでも支部の活性化に努めて頂き、本年5月8日からの「5類感染症」になって以降、ようやく以前のスタイルに戻しながら活動を展開してきた、そのような1年でありました。

 今期のスタートにおいても「安全と健康」の確保を最優先課題とし、「組合活動の原点は職場にあり」をベースに労働組合としての安全活動に取り組んできました。全社安全の日に合わせた執行部・支部による門前立哨および職場巡視では、安全を願う一心で声かけ・激励に努めて参りましたが、災害に歯止めが掛からず、「選択と集中と評価」や「非常事態宣言」などの会社取り組みに対し、職場第一線までの浸透・周知が図られているか等の点検や意見集約にもご協力を頂きました。和歌山地区では足もと2件の休業災害が発生しており残暑も厳しい中、予断を許さない状況ですが、来期も労働組合としての安全活動を停滞させることなく執行部と支部の連携をお願い致します。

 会社経営状況については、如何なる外部環境にも関わらず高収益を計上できる基盤を構築中であり、2023年度通期見通しでは過去最高の実力ベース事業利益が見込まれています。和歌山地区においてもシームレス鋼管・形鋼・薄板と特徴的な製品群を兼ね備え、社の負託に大きく応えているところであり、操業・整備・エネルギー・物流など、直協連携による職場のご尽力に他なりません。

 一方、今後も生産設備構造対策による設備休止を控えており、当該職場の組合員は不安を抱えたまま日々の業務に頑張っておられること、地区内および他箇所への操業応援にご協力頂いている方など、経営計画および全社的に厳しい要人員実態を踏まえた緊急施策に対し、労働組合として協力せざるを得ないことにご理解を頂ければと思います。すべては雇用の確保と賃金を始めとした労働諸条件の向上に資する経営対策であり、来期のAP24春季取り組みへの参画に繋げるべく執行部としての責任を果たして参ります。

 さて、今期は各級選挙が数多く実施されたタイミングであり、後半年度も政策実現活動に多大なるご理解とご協力を頂きました。とりわけ、村田きょうこ参議院議員のご活躍は組合ニュース等でご紹介させて頂いている通りであり、今月には和歌山へお越し頂き「村田きょうこ国政報告会」を開催し、職場の代表メンバーと基幹労連和歌山県本部の仲間とともに有意義な意見交換を実施しました。今後も「きょんきょん」を和歌山労組の総意で応援して参りましょう。

 そうした中、4月の統一地方選挙における推薦候補者の活動に際し、惜しみないご支援とご協力を頂きました。前半戦では和歌山県議会議員候補である「浦口こうてん」氏、堺市議会議員候補である「木畑ただし」氏のそれぞれが好成績で当選を果たされました。また後半戦では寒川篤元議員の後継者であり組織内候補として擁立した和歌山市議会議員候補の「清末ひろよし」氏に対し、全支部の総力を結集して臨んで頂き、新人ながら7位当選という結果で初陣を飾ることが出来ました。言わずもがな当選がゴールではなく、今後4年間を職場と県政・市政の太いパイプ役として推薦議員と連携を図り、政策制度課題の改善に向けて一体的な政策実現活動に邁進して参りますので、各議員に対し引き続きのご支援をお願い致します。

 ところで、今期は組織力の強化として支部の更なる活性化をめざすべく職場労使関係の要である支部長に大変ご苦労をお掛けしました。現場の組合長として職制との更なる連携をお願いし、従来にも増して職場の世話役活動にご尽力頂いたおかげで支部会議の開催数や参加者の大幅な増加、執行部との連携による生活総点検活動の進展、コロナ禍にあっても工夫を凝らした支部行事など、多岐にわたる活動を展開頂いたことは、まさに「組合活動の原点は職場にあり」です。

 青年女性部の活躍も期待以上の躍進を遂げてくれました。北岡部長を筆頭とした対策部メンバーを中心に若者の特権を十二分に活かした諸活動の成果によって、視野が広がり、見識が深まり、人脈の拡大に繋がるという組合活動の真骨頂を発揮してくれました。和歌山労組の将来は青年女性部に託していけると確信しています。来期も思う存分、青年女性部の活動に邁進して頂きたいと願っております。

 今期の活動を振り返ると筆舌に尽くしがたい出来事がまだまだありますが、苦楽を共にして知恵と工夫を凝らしながら議論を重ね、和歌山労組を牽引してこられた支部役員の皆様に頭の下がる思いであり、今期をもってご退任されるすべての役員には感謝の気持ちで一杯です。本部においても平垣執行委員が職場復帰され、黒島書記長は基幹労連本部の事務局次長へ、そして私は連合和歌山の役員としてそれぞれ決まっており、明日で和歌山労組執行部を卒業させて頂きます。

 いずれにしましても、9月1日から第54期がスタートします。中濱新組合長におかれましては、長年の役員経験はもとより優れた知識・見識をもって必ずや時代のニーズにマッチした労働運動を推し進めて頂くこと間違いありません。どうか今期以上のご支援とご協力、そして大いなる期待をお願い致します。

 結びとして、今期の中央委員会をスムーズに進行して頂いた議長の皆様および中央委員の皆様、何よりも和歌山労組を全力でお支え頂いた全組合員に対する感謝の気持ちとお礼を心から申し上げ、第53期の総括とさせて頂きます。

 本当にありがとうございました。

                     ご安全に。

               日本製鉄和歌山労働組合

                  組合長 山本龍一

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