組合長 山本 龍一
2022年01月05日
新年のご挨拶
ご安全に。
組合員の皆様におかれましては、つつがなく新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
旧年中は労働組合の諸活動に対し多大なるご理解とご協力を賜りましたこと、衷心より感謝申し上げる次第であります。
年頭にあたり、我々を取り巻く環境と本年の課題等に触れ、新年のご挨拶に代えさせて頂きます。
日本経済は、新型コロナウイルス感染症の影響から依然として抜け出せず、とりわけ製造業では半導体不足により回復ペースが鈍化するなど、先行きの懸念が払拭できない現状にあります。
こうした中、関西製鉄所和歌山地区においては、高炉一基体制のもと安定した生産の継続が求められており、直協一丸となって邁進していくことが肝要です。中長期経営計画で示された生産設備構造対策は、日本製鉄が将来に亘り世界の鉄鋼メーカーと競い合い、揺るぎない経営基盤を確立するための大合理化であります。和歌山地区でも厳しい施策が示され、昨年は上工程で実行されましたが、組合員皆様の生活の安定・安心に直結する経営計画であることをご理解下されば幸甚です。
もとより、安全と健康の確保が最優先であり、労働組合としましては「全社安全の日」を中心とした早朝門前立哨、執行部・支部による安全巡視、労使委員会での意見・要望など、無災害職場の確立に向けて精力的に取り組んで参ります。
AP22春季取り組みについては、賃金など労働条件全般の改善に取り組む「総合改善年度」であり、基幹労連ならびに日本製鉄労連と連携しながら2月の団体交渉に向けて議論を深化させて参ります。
産業政策および政策・制度の推進については、特に7月に予定されている第26回参議院選挙において、基幹労連が擁立候補予定者として「村田きょうこ」氏を推薦し、和歌山労組も支援活動を精力的に展開しているところです。鉄鋼産業の政策に精通されており国会議員の資質は十二分に兼ね備えております。どうかご家族ならびに友人・知人まで「村田きょうこ」氏の支援の輪を広げて下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。
ところで、時代の趨勢はジェンダー平等やダイバーシティ&インクルージョン等、多様性を認め合う社会へと舵が切られており、和歌山労組としましても、男女共同参画の推進に基づき、生活総点検活動や青年女性部活動など、職場の更なる活性化に向けて労使共通テーマとして果敢に推し進めて参ります。
いずれにしましても、和歌山労組はコロナ禍という現実から目を背けることなく、昼夜を問わず日々ご尽力されている組合員の皆様に対し、労働組合の存在意義・求心力を高める民主的労働運動を全力で展開する所存であります。皆様におかれましては引き続きのご理解とご協力をお願いする次第です。
結びにあたり、本年が組合員の皆様とご家族にとりまして幸多き年となり、心豊かに明るく健やかにお過ごしされますよう、心からご祈念申し上げます。
ご安全に。