
組合長 中濱秀之

2026年01月04日
新年のご挨拶
ご安全に。組合員ならびにご家族の皆様におかれましては、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
旧年中は労働組合の諸活動に対しまして、多大なるご理解とご協力を賜り誠にありがとうございました。和歌山労組を代表致しまして衷心より御礼を申し上げます。
年頭にあたり、我々を取り巻く環境と本年の課題等について触れ、新年のご挨拶に代えさせていただきます。
足元、鉄鋼産業を取り巻く環境については、中国経済の減速による過剰生産・輸出増加に改善の兆しがなく鉄鋼製品の市況の下落が続く中、米国の関税政策による影響、米中間の交渉状況や欧州の動きなど不透明感が拡大しています。
また、国内においては人口減少や関税に伴う間接輸出減少による内需の低迷、自国産化の進展等による鋼材輸出の減少、輸入鋼材の増加など、これまでにない構造的課題を抱え、厳しい環境に晒されています。
こうした中、日本製鉄は、本年6月にUSスチールとの合併を成立させ、今年度の売上収益は過去最高の10兆円、実力ベース事業利益では、6,800億円を見込んでおり、「外部環境によらず実力ベース6,000億円以上を確保しうる収益構造」を確立することができたと認識しています。
このような状況下において、和歌山労組は第55期前半年度の節目として新年を迎え、新たな気持ちで諸活動を展開して参ります。
まず、「安全と健康の確保」については、近年、安全対策への経営資源の投入や安全6則の現場への浸透などにより、昨年は全社で休業災害の発生件数が前年の半数となり、関西製鉄所の和歌山・海南・堺拠点でも休業災害0件を達成できました。しかしながら、不休災害は依然として頻発しており、ほとんどがルール違反や不注意によるものです。
本年は、労働組合としてソフト面に起因する災害を撲滅すべく、執行部・支部による安全巡視での対話による啓発に重点を置いた安全活動に精力的に取り組んで参ります。
次に、「経営対策の強化」については、昨年12月12日に、国内事業の更なる収益基盤強化と海外事業でのグローバル成長戦略を実行し、連結事業利益1兆円以上、グローバル粗鋼1億トン以上を実現すべく「日本製鉄2030中長期経営計画」が発表されました。
和歌山地区においては、今年度末には小径シームレス西工場、2026年度末には薄板工場の休止が控えていますし、次期中長期経営計画の必達に向けて、国内の事業所に対し更なるコスト改善に向けた業務刷新・効率化推進をはじめとする様々な施策が実行されます。関西製鉄所和歌山地区・大阪地区(堺)の製造実力を向上させることが、日本製鉄が「世界No.1の鉄鋼メーカーへの復権を果たす」ため、そして組合員皆様の生活の安心・安定に繋がることを改めてご理解いただきたいと思います。
続いて、「AP26春季取り組み」については、AP24・25において、我々の賃金は金属産業トップクラスとなったことから、AP26では、賃金水準維持・向上はもとより、総合改善年度として、年間休日の増や交替勤務諸手当など労働諸条件の改善についても要求すべく検討を進めているところであります。
また、「産業政策および政策・制度の実現」については、昨年7月に施行された第27回参議院議員選挙において、基幹労連の推薦候補者であるJAM出身の「郡山りょう」氏が組合員の皆様の絶大なご支援の下、見事に当選を果たし改めて御礼を申し上げる次第です。しかしながら、前回の参議院選挙より大きく得票数を減らしましたので、すでに3年を切った「村田きょうこ」の2回目選挙、来年の統一地方選挙での「清末ひろよし」の完勝を目指し、改めて組織内議員の必要性をご理解していただくべく取り組みを展開して参ります。
今年は、和歌山労組結成80周年と組合会館の構外移転など、大きな節目を迎えますが、第55期運動方針に掲げた活動を粛々と進めて参りますので、引き続き組合員の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
結びにあたり、本年が組合員の皆様とご家族にとりまして幸多き年となり、心豊かに明るく健やかにお過ごしされます様、心からご祈念申し上げます。
ご安全に。




