日本製鉄和歌山労働組合

日本製鉄和歌山労働組合は組合員の『安全と健康』の確保を最優先課題として活動に取組んでいます。

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組合長 中濱秀之

組合長挨拶

2024年01月04日

新年のご挨拶

 ご安全に。組合員ならびにご家族の皆様におかれましては、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 旧年中は労働組合の様々な活動に対しまして、ご理解とご協力を賜り誠にありがとうございました。和歌山労組を代表致しまして衷心より御礼を申し上げます。

 年頭にあたり、我々を取り巻く環境と本年の課題等について触れ、新年のご挨拶に代えさせて頂きます。

 鉄鋼産業の動向につきましては、長期化するロシアによるウクライナ侵攻や中国経済の減退などにより、次年度以降も世界的な経済成長の鈍化が予想される中、鋼材消費は低調な状況が続くとされています。また、依然として高水準の生産を継続する中国と、成長を続けるインドでの需要増に伴う原材料価格の高騰に加え、中国の内需不振による輸出増で海外市況が悪化し原料と製品とのデカップリングの構造が鮮明化するなど、未曽有の厳しい状況になっています。

 こうした中、和歌山労組は昨年9月から第54期としてスタートし、「安全と健康の確保」、「関西製鉄所の経営基盤の強化」、「更なる一体感の醸成」を図るべく、各支部との連携を強化しながら各種取り組みを展開して参りました。本年も引き続き、組合員の「生活の安心・安定」を軸に、各種課題を解決すべく活動を進めていく決意であります。

 まず「安全と健康の確保」については、この数年間、安全6則が現場に浸透してきたことで重篤な災害は減少傾向にありますが、一昨年より関西製鉄所では不休以上の災害が多発しており、特に昨年は「非常事態宣言」が出されるなど災害の連鎖が断ち切れず危機的な状況が続いています。災害要因の多くが不注意や確認不足であり、一人一人の安全意識の向上と相互の声掛けで防げるものも多いことから、各職場では対話活動を中心に災害防止に努めていただきますようお願いします。労働組合としても、さらに労使・直協が一丸となった安全取り組みを進めるとともに、現場の実態を把握し問題点の改善に繋げるべく、支部との連携を強化して参ります。

 次に「関西製鉄所の経営基盤の強化」については、世界規模でカーボンニュートラルの実現に向けた競争が激化している現在、高炉から電気炉へのシフトや、水素還元製鉄をはじめとする新技術の開発等、鉄鋼産業は大きな転換期を迎えています。この激動の時代を乗り越えていくためには、労使が常に課題を共有し、関西製鉄所和歌山地区における雇用の確保に結びつけることが必要であります。労働組合として、生産設備構造対策により休止が予定されている職場で働く組合員の、雇用と「生活の安心・安定」を確保すべく全力で取り組むとともに、今後も職場第一線の皆さんに、今やるべき事をしっかりと分かり易く伝えて参ります。

 また、AP24春季取り組みについては、賃金など労働条件全般の改善に取り組む「総合改善年度」として、継続的かつ安定的な「人への投資」に向けて取り組むこととなります。「日本製鉄労連 労働政策ビジョン」に掲げる「総合力世界№1の鉄鋼メーカーにふさわしい労働諸条件の追求」「連続操業を担い・支える処遇の追求」に向けた重要な位置づけにもあることから、最重要課題の一つである優秀な人材の確保・定着および職場活力の発揮、実質賃金の向上に向けて、基幹労連ならびに日本製鉄労連と連携しながら、団体交渉に向けて議論を深化させて参ります。

 産業政策および政策・制度の推進については、基幹労連の組織内議員「村田きょうこ」参議院議員に続き、第27回参議院議員選挙において、JAM組織内候補予定者「郡山りょう」氏の必勝に向けて、理解活動や候補者の浸透・定着に取り組んで参ります。ものづくり産業の代表を一人でも多く国会に送り出すために、どうかご家族を含め「郡山りょう」氏の支援の輪を広げていただきます様、よろしくお願い申し上げます。

 いずれにしましても、関西製鉄所和歌山地区を、安全で働きやすい活気ある製鉄所にするためには、職場内、労働組合と会社、直営と協力会社が今まで以上にコミュニケーションを図り、一体感を醸成することが求められています。労働組合としても、存在意義・求心力を高め、組合員のニーズに応えるべく活動を全力で展開して参りますので、皆様におかれましては引き続きのご理解とご協力をお願いする次第です。

 結びにあたり、本年が組合員の皆様とご家族にとりまして幸多き年となり、心豊かに明るく健やかにお過ごしされます様、心からご祈念申し上げます。

 ご安全に。

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